寝ているだけでインナーマッスルを鍛える「楽トレ」を体験してきた

整骨院で「楽トレ」を勧められた

その昔サーフィンの体験レッスンで腰を痛めて以来、腰が痛くなりがちな私ですが、このたびキックボクシングジムの体験レッスン(またかい…)で腰痛を再発してしまいました。

自宅近くの整骨院に駆け込み、電気治療やマッサージ・ストレッチを2週間ほど続け、痛みが7割方退いてきたこのタイミングで、「楽トレ」でインナーマッスルを鍛えることを勧められました。

「楽トレ」とは

「楽トレ」は電気刺激を筋肉に与えるEMS(Electrical Muscle Stimulation)の一種ですが、体の深くの筋肉まで届くため、表層部にあるアウターマッスルだけでなく、深層部のインナーマッスルを鍛えることができます。

私の腰痛は、日常生活の中でインナーマッスルをうまく使えていないことも原因にあるということで、この治療を整骨院から勧められました。

治療効果としては、

  • 姿勢の改善
  • 腰痛/肩こりなどの痛みの改善
  • 代謝の向上
  • ダイエット
  • スポーツパフォーマンスアップ

など、たくさんあるようですが、要は「体が効率よく使えるようになる」ということでしょう。

主に整骨院・接骨院での導入が多いようですが、著名なプロスポーツ選手も使用しているようで、スポーツ施設にも導入しているところはありそうです。

「楽トレ」の金額・治療時間・期間

私の通う整骨院では、1回あたり約30分の治療で約3500円/回で、回数券を買うと約2200円/回になります。

筋トレと同じように定期的に治療を受け、また筋肉の回復時間も確保する必要があるようで、週2回の治療を勧められました。
筋肉が根本的に変わるためには3か月程度の期間が必要とのことで、週2回×13週=26回くらい治療を受けることになります。

1回あたり約2200円になる30回分の回数券(65000円程度)を勧められましたが、まずは回数券ではなく単発で体験してきました。

「楽トレ」はどんな風にやるの?

自分の症状は腰痛なので、腰とお腹に4つずつパッドを当てスタート。

*写真は腰のみ

体の表面にしか届かない通常の電気治療と違って、「楽トレ」はトレーニングなので、「これ以上は電気を強くできない」と感じるまで電気の強さを上げます。

全部で30段階の強さがあり、20くらいの強さに耐えられるまでになるのが目標だそうです。自分は「4」でもう限界。
筋肉がピクピク収縮し、変な気分。
10分ごとに電気の強さを調整し、最終的にはお腹は「5」、腰は「6」まで上がりました。

「楽トレ」の効果は

効果がでるまで3か月程度かかる、と最初に言われていたように、トレーニングをした当日は特に大きな変化は感じません。
少し、筋肉がだるいかな…と感じますが、アウターマッスルを鍛えるウェイトトレーニングのようにはっきりとした筋肉痛は感じません。
3か月後にはインナーマッスルがうまく使えるようになる、ということですが、インナーマッスルは重いものを持ち上げたりするときに使う筋肉ではないので、目に見える効果がどれくらいでるかは、楽しみですね。

我慢できる電気の強さが徐々に上がっていくはずなので、それをバロメータにして、「今日は7まで我慢できた!」というようなモチベーションの持ち方が当面はよいのでしょう。

ちなみに、通っている整骨院には先生が何人かいますが、楽トレをしっかりやった方はいないようです。
「忙しくて残念ながらできていない」という言い方でしたが、自分たちで経験していないものを患者に勧める、という態度は結構微妙ですよね。
ただ、採用している整骨院も多いトレーニングですし、整骨院にプロフェッショナリズムを求めてもキリがないので、そこはあまり気にしないことにしました。

どこまで続くかはわかりませんが、経過はまたアップデートしますね。